手

症状改善のために

カウンセリング

抗うつ剤以外の治療

うつ病では抗うつ剤を中心とした薬物治療が行われますが、状態に応じてそれ以外の治療薬が処方されることもあります。その代表格が睡眠薬です。うつ病と不眠の関係は深く、もっとも訴えが多い症状でもあります。人は通常、90分のサイクルでノンレム睡眠、レム睡眠を繰り返していきますが、うつ病の場合は、このサイクルが短く60分程度になっていたり、ノンレム睡眠が浅い傾向です。そのため、通常なら4サイクルで6時間睡眠をとれていた人が、発症後は4時間くらいで目が覚めてしまうということが起こります。睡眠薬はその不眠に対して用いられる薬です。うつ病では寝つきが悪い、途中で目が覚める、朝早く目が覚めて眠れなくなるなど、さまざまな不眠があり、不眠のタイプにより用いられる睡眠薬の種類も異なることがあります。また、服用しても不眠が続く場合や、逆に寝すぎてしまう場合には、種類を替えることで改善することがあります。多くの種類がありますので、抗うつ剤同様に主治医と相談し効果をを見ながら、自分に合うものを見つけていくことが重要です。加えて、服用することで一生やめられなくなる、二度と目が覚めないなどと不安を抱く人がいますが、いずれも大きな誤解です。睡眠は人間の基本的な欲求の一つであり、生命維持のために大きな役割を果たしています。うつ病の治療の基本も十分な休養ですから、眠れないことを我慢しようとせずに、上手に服用することで、安全にそして快適な睡眠を得ることは健康維持にとても大切なことです。間違った服用をしない限り、おかしなことにはなりませんので、主治医としっかりと話し合うことが重要です。これは、抗うつ剤をはじめとするほかの治療薬にもいえる内容になります。そして、抗不安薬が処方されることもあります。うつ病でこの薬が必要になるケースは、抗うつ剤だけでは不安がおさまらない場合、睡眠障害が強い場合、焦燥感が強い場合などです。治療の経過や個人によって服用したほうがいいかどうかは異なるので、医師の指示に従うことが大事になります。さらに、うつ病の経過中には、気分が高揚する躁の状態がみられることもあります。そのケースでは気分安定薬を用いることもあり、抗うつ剤の効果を高めることもでき、目的が異なることもあるので医師への確認が必要です。ほかにも、症状や状況に応じて処方されることがありますが、その都度、どうして必要なのか、どんな効果があるのかを確認していくようにします。不安なまま服用し続けないことが重要です。